本機構が主催する事業の主なものは以下の通りです。
1. 大学開放フォーラム
本機構会員へ大学開放に関する情報と会員相互の親睦を図る場を提供することを主な目的として開催していますが、会員以外の方にも情報を提供したいと考え広く参加を呼び掛けています。本機構を設立した平成15年度には2回開催しましたが、翌年からは年1回開催しています。
2. 大学・短大公開講座担当教職員研修セミナー
大学・短大における公開講座事業に関わっている教員及び職員の方を対象に、大学公開講座の運営に関する具体的・実践的な知見を深めて業務に活かしていただくために、本機構の設立年度から毎年1回開催しています。
3. 大学開放運営セミナー
本セミナーは、今年度から行う新規事業で、歴史的、文化的に一体感のある特定地域にある大学に呼びかけ、大学開放事業に責任を持つ人たちに、大学開放の原理と原則の講義を行った後、参加校の大学開放の内容について相互討究する2泊3日の合宿セミナーです。
講師陣は、香川正弘(本機構理事長)、上杉孝實(本機構アドバイザー)、三瓶千香子(本機構講座開発部担当理事)、山本幸一(本機構企画部担当理事)を予定しています。
4. 大学開放に関する研究会の開催
平成27年度から、大学開放に関して会員を中心にした研究会を組織することにした。現在は、東京に「エンプロイアビリティ研究会」(委員長、西山勝裕会員)と、京都に「大学開放研究会」(委員長、河村能夫副理事長)が開設されている。
5. 社会人講師養成セミナー
大学開放は、大学教授の研究・教育を開放するだけで達成できるものではありません。社会には高度な専門的職業についていたり、優れたライフワークを追究している人がたくさんいます。そうした志のある方々の高い学識と経験を講座に活かせるよう、大学拡張の原論、担当科目のシラバスの作成、教授法等をゼミ形式で行い、UEJ 認証講師として養成しています。
現在まで、ライフワーク追求から拡張講師を目指した方が6名(平成15年度)、専門追究から拡張講師を目指した「株式投資担当講座」で5名(平成16年度)の方が認証されており、公開講座等で活躍されています。
6. 海外研修視察
大学開放の運営に関する知見を広めるため、海外研修を行っています。最初の視察は、本機構の発足直前の平成13年にに現在の会員となっている方5名でもって、イギリスのマンチェスター大学、UMIST(マンチェスター工科大学)、レディング大学、ケンブリッジ大学の大学開放部を、第2回目は平成18年にハワイ大学のコミュニティ・カレッジ(ハワイ大学本部、カピオラニ・ヒロ・マウイのコミュニティ・カレッジ)を10人で訪ねました。大学開放の担当者と直接議論をする研修は新しい発想を得るために有効であると確認されましたので、今後も実施したいと考えています。