第11回 大学開放フォーラム 開催報告
本機構主催「第11回大学開放フォーラム」は、本機構の関係者を含めて約70人程度の参加者のもとに、去る平成24年12月14日(金)、午後1時から龍谷大学大宮キャンパスにおいて行われました。
フォーラムは龍谷大学名誉教授・本機構理事河村能夫先生の司会のもとに進められた。年末の業務繁忙時の開催ではありましたが、多くの参加者を得ることができました。また、情報交換会も橋本仁子事務局長の司会で楽しく交流の成果を上げることができました。
龍谷大学RECの関係者のご協力と参加者の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
- 1.テーマ
- 「大学コンソーシアムと地域連携」 (開催要綱 150Kb)
- 2.開催日時
- 平成24年12月14日(金) 13:00~17:00 (受付は12:30~)
(11:00~12:00 大学コンソーシアム京都キャンパスプラザ見学) - 3.開催会場
- 龍谷大学 大宮キャンパス 清和館(重要文化財)
(住所 : 京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1 )
- 4.構 成 コーディネーター (司会) 河村 能夫
- (1) 主催者挨拶
- *香川理事長より、冒頭に平成24年2月20日特定非営利活動法人全日本大学開放推進機構として内閣府より認証を受け平成24年4月1日より法人格を持った、全日本大学開放推進機構として発足した旨の主催者挨拶があった。また、今回のテーマについて概要が説明された。
- (2) 基調講演-1
- *生涯学習・教育の理念に関しては、青少年教育と成人教育の統合、学校教育と学校外教育の統合、及び一般教育と職業教育の統合を提唱したユネスコにおける生涯教育の提起の背景について。また、「生涯教育」と「生涯学習」の概念の違い及び日本と欧米の成人に対する教育のアプローチ方法の違いとその特性について詳しくお話を伺うことができました。
- (3) 基調講演-2
- *コンソーシアムを支える「ヒト」「モノ」「カネ」の中では、財団職員46名の内、半数近くの22名が大学・行政からの出向職員であるという他のコンソーシアムには見られない環境にあることなど、驚きました。
- (4) 事例発表
- *2012年度の「京都学講座」「平成を生きる京の伝統」は、まさに京都の「ブランド」力を発揮しており、他では真似が出来ない羨ましい限りの充実した内容である。
- *大学コンソーシアム京都の教育事業として実施しているインターンシップは短期実践型インターンシップ(ビジネスコース・
パブリックコース)と長期企画型インターンシップ(プログレスコース)とから成り、短期実践型は体系化された学習プログラム
(事前学習→実習→事後学習)は一般的ですが、少人数形式(15~20名程度)で運営される事前・事後学習が行われるのは特徴的である。大学コンソーシアムにおいて、インターンシップを取り入れているのは非常に注目されている。
- *大学の集積がない京都府北部地域において、文部科学省からの補助金を原資として、自治体と大学が連携して様々なプロジェクトを展開するということの難しさを感じた。
- (事務局 橋本仁子 記)
NPO法人全日本大学開放推進機構理事長・上智大学名誉教授 | 香川 正弘 |
---|
「生涯学習の理念と現実 -大学との関連においてー」 NPO法人全日本大学開放推進機構理事・京都大学名誉教授 |
上杉 孝實 |
---|
「大学コンソーシアム京都の理念と実践」 公益財団法人 大学コンソーシアム京都 事務局長 |
徳永 寿老 |
---|
1) 「 大学コンソーシアム京都と生涯学習のありかた -みやこカレッジの事例-」 大学コンソーシアム京都 主幹 |
山田 祐司 |
---|
2) 「大学コンソーシアム京都におけるインターンシップ」 大学コンソーシアム京都インターンシップ・ チーフコーディネーター・ 本機構理事・ 龍谷大学地域連携フェロー(名誉教授) |
河村 能夫 |
---|
3) 「大学コンソーシアムと地域連携のありかた」 一般社団法人 京都府北部地域・大学連携機構代表理事 龍谷大学政策学部教授 |
富野 暉一郎 |
---|